いつもHPをご覧くださりありがとうございます。
雨が降っていますが、桜が綺麗ですね。
いつもありがとうございます。
宮本です。

毎年桜の時期になると思い出すのが良寛和尚の読んだ一句。

「散る桜、残る桜も散る桜」

宮本的解釈は
「どんなに美しく咲いている桜も必ず散る。 人も一緒」

であるならば、今を精一杯生きたいと思うのであります。
毎年桜が教えてくれます。

さて、3月の初めから改装工事をしておりました。
お陰様で改装工事もほぼ終わりました🙂

そしてこのタイミングで
仕出し弁当業務を一切打ち切ることにいたしましました。
仕出し弁当を楽しみして下さるお客様も沢山いますので、本当に申し訳ない気持ちです。

20年間続けてき仕出し弁当に件に関しましては、これまでもスタッフと何千回も話し合いを重ねてきました。
僕たちのやりたい事とは乖離し始めているのが、ここ5年間でわかり始めました。

僕たちは日々、真剣に食材に向き合い、その日その日で
調理法を変え、コース料理の構成も考え、お客様に提供しております。

当たり前ですが、そもそも高い料金を頂いているので、妥協などは一切できず
言い訳もできない環境です。
はたから見ると面倒くさい仕事ですが、僕たちはそこに喜びを感じ、お仕事をさせて頂いております。

しかしながら
仕出し弁当に関しましては、食材の日持ちを良くするため
味を濃く作り、最高の状態よりも火を強く入れます。
旬の食材を使いたいのですが、中には変色をしてしまう食材があり
色々と妥協せざるおえない状況です。

こうした妥協をすることに抵抗を感じておりました。

なので、今ご予約頂いている仕出し弁当で、全ての業務は終了いたします。
長年ご愛顧いただいたお客様には大変申し訳ないのですがご了承下さいませ。

その分、パワーアップして、店内の業務を務めさせて頂きます。
当たり前ですが、お客様は当店に「腹満たし」に来ているわけではありません。
お腹がいっぱいになるのであれば、家の食事で十分です。
私共はそこのところを理解しております。
お料理が美味しいのは当たり前。
さらにその上を行く、嬉しい、楽しい、感動を追及して行きます。
今後とも、日本料理みやに是非期待して下さい。
長文をお読みいただきありがとうございます。

日本みや
宮本浩樹